理想的なホッチキスの留め方をご存知ですか?
理想的なホッチキスの留め方をご存知ですか?
台北、三宅デザインの営業兼なんでも屋、三宅真実子です。
今日は、地味にホッチキスの話です。
部長のAさん(右利き)が秘書Bさんにコピーを頼みました。A4横書き20ページの資料です。
Aさんは「コピーが終わったらホッチキスで留めてくださいね」とBさんに指示しました。
さて、どのように留めるのがベストなのでしょう。
留める位置---書類の左上です
理由は、
・右手に資料又は筆記用具を持ち、左手で資料をめくる、これが無駄のない自然な形である。
・視線がスムーズに1枚目から2枚目に移行出来る。
※もし右上が留まっていると、右手に持っていた資料や筆記用具を一旦机に置いて資料をめくるようになる。これは面倒ですね。空いている左手でめくるのは論外です。
留める角度---書類の端に対して斜め45度です。
理由は、
・角度が付いているので、次ページを見る時非常にめくり易い、又は折り易い。
・折り返し面積が小さいので、次ページの左上の文字が隠れ難い。
理想的なホッチキスの留め方
めくると左上の「三」の字がはっきりと見えます
これ以外の角度で留めるとめくり難かったり、左上の文字が読み難かったりします。下の写真を見てください。
めくるといずれも左上の「三」の字が見え難いですね
ホッチキスの留め方など、今まで意識された事がないかも知れません。でも私は、台湾、日本、その他の国々で、恐ろしく自由な留め方を見て驚かされたことが何度もあります。
些末な問題ですが実は奥が深いのです。
人によっては「どうでもいいじゃない」と思われるかも知れません。でも上で説明した留め方は理にかなっています。ホッチキス留めで「相手の仕事の効率が上がりストレスが軽減される」、これはとても重要です。
それに何よりも見た目が美しいです。斜め45度の美。
デザインの制作物以外にも「仕事に美しさを求める」、この精神を私は大切にしています(私の机まわりは物が散乱しているので「どの口が言う」と指摘されそうですが)。
最後におまけとして、ちょっとした心遣いもお話しします。
書類が分厚い(コピー用紙なら25枚前後から)とホッチキスの針が上手く留まらなくて、書類を手にした人が指を切ったりすることがあります。それを防ぐために「危ないなと」思ったら、透明のテープを上から貼っておいてください。
また、何事にも例外はありますので、この記事にがんじがらめにされないでくださいね。
それでは皆さんさようなら。
私たち三宅デザインは、日本と台湾で培った経験を元に、平面デザイン、ウェブデザインを通して、クライアントの悩みを解決しています。どうぞご相談ください。
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