三宅デザインのスタッフの1人が、一度も桜を見たことが
ないと言っていました。彼女は若く見えますがもう40歳を
超えています。家庭もあってフルタイムで働いていいる
ので、旅行はなかなか難しいようです。
その言葉が頭に残っていたところ、偶然にも、街を歩いて
いると、ある生花店の入り口で桜の小枝を見かけて、
「あ、台北にも桜がある」と思ったのです。
もちろん台北の山の上の方に行くと、桜は少し咲いて
いるのですが、花の色が濃くて、しかもほんの僅か。
そして、花見客の車で辺りは大渋滞。
桜鑑賞は根性と体力を使うようです。
でも、今、目の前に本物の桜があります。
しかも、じっくり見ると、日本のソメイヨシノに
似ています。

私が店頭で立ち止まっていると、店の中から店員さんが
出てきて「売り物ですよ」と教えてくださいました。
しかも、品種は日本の「吉野」。ソメイヨシノのことかしら?
台湾で育てた桜だそうですが……

店内に飾ってある桜は、流石に素敵なアレンジです。
日本の桜の鑑賞の仕方と異なっても、これはこれで、
気持ちが高揚して来ます。
さて、この光景は心に留めて置くだけにして、
店員さんに小枝の値段を聞いて見ると、想像していたのより安い。
即、購入しました。800元(約3,656円)です。

会社に持ち帰りました。
三分咲きくらいのを選んだので、これから蕾が開いて
行きます。花びらに鼻を寄せると、ほんのりと良い香が
するのですよ。
前出のスタッフは海外研修で日本へ行ったことがありますが、
桜の季節に行くのはタイミンングが合いませんでした。
今年は無理でも、来年、チャンスがあったら、満開の桜並木を
見せてあげたいです。
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